LIFE STAGE 理論に込めた思い

28年毎にステージが変わるという、世にも珍しい理論に込めた思いがあります。それは、各ステージの重み(面白さ)は同じだということです。

通常は、20~22歳頃までを1stステージ、60~65歳頃までが2ndステージ、80~85歳頃までを3rdステージと考えると思いますが、この分け方だと1stステージが約20年、2ndステージが約40年、3rdステージが約20年となり、2ndステージが圧倒的に長くなり、人生は2ndステージが中心だと思いがちです。

その点、LIFE STAGE理論の28年毎にステージが変わるという考え方だと、各ステージの長さは同じになり、結果として各ステージの重みは同じとなります。

現在の日本の状況は、1stステージでは中学受験、高校受験、大学受験ときて、大学3年生になるとインターンシップ等就活に忙殺されています。

まるで、1stステージ全体が2ndステージの予備校化しているようです。

また、3rdステージでは、リタイアして仕事をしなくなると活き活きしなくなるため、できるだけ2ndステージを延長する方がいいという風潮になっています。つまり極端に言うと、人生で面白いのは2ndステージのみだという形になっています。

一方LIFE STAGE理論では、各ステージでしか味わえない固有の面白さがあり、人生一回限りなので、それを楽しまないともったいないと考えています。

ディズニーランドに遊びに行くことに例えると、

LIFE STAGE理論では、1stステージ(学びのステージ)では、ジャングルクルーズを楽しみ、2ndステージ(真剣勝負のステージ)では、スペースマウンテンでスリルを味わい、3rdステージ(人生を愉しむステージ)では、イッツ・ア・スモールワールドを愉しむ。そして4thステージ(やすらぎのステージ)では、エレクトリカルパレードを見ながら楽しかった1日を締めくくるという感じでしょうか。

一方、2ndステージ中心主義だと、朝早くから一番人気のスペースマウンテンに並び、閉園までひたすらスペースマウンテンに乗りまくるのが一番いいというイメージです。

スペースマウンテンが一番人気だったとしても、せっかくディズニーランドに行ったら、いろいろなエリアを楽しまないともったいないですよね。

この考えに基づくと、1stステージでは、2ndステージを意識することなく、好きなことを学んだらいいと思います。例えば大学で興味ある学問があり、それを学ぶために博士課程まで行ったとしても27歳なので、28歳以降の2ndステージでやることはその専門を活かすことに拘る必要はないと思います。(採用する側も、博士を採用するなら専門を活かせるポジションで使う、という固定的な発想を変える必要がありますが。)

2nd Stage

次の記事

感動力を鍛える