2020年の発見

2020年、個人的にいろいろな発見がありました。

①Zoom

まずリモート・トークの可能性に気がついたことです。これは世の中にZoomが浸透していったことが大きかったですね。それまでのテレビ会議は、一般の人が使えるものはカクカクとコマ落ちする感じでフラストレーションがたまるものでしたが、Zoomは一般家庭の低速回線でもコマ落ちすることがほとんどありませんでした。これって技術的に凄いなと思いました。

昨年はZoomを使って学生と面談することが多かったのですが、昨年4月の段階では学生もZoomを使うことに慣れていませんでしたので、話をしていてもぎこちなさがありました。しかしその後各大学の授業のオンライン化が進み、かつオンライン授業でZoomがよく使われていたので、学生が短期間にZoomを使うことに慣れていきました。慣れてくると、1on1であれば実際に会っているのとほぼ変わらない感覚で面談ができるようになりました。

空間を越えて繋がり、会って話しているのと同じように会話ができることは画期的です。おかげで地方の学生とも気軽に面談ができるようになりました。

②Netflix

オンデマンドの魅力にも気がつきました。昨年8月にNetflixの会員になって、当時話題となっていた「愛の不時着」「梨泰院クラス」全話を一気に観ました。それまで映画やドラマはTV番組やWOWOWを録画したものを観ていましたが、いつでも好きなところから全話視聴できるのは非常に便利で快適なことに気がつきました。(もちろん観たくなるような面白い番組があることが大前提ですが)

③AfterShokz

散歩のお供で使って良かったのが、骨伝導イヤホンAfterShokz Aeropexです。耳の穴を塞がないので外の音は自然に入ってきて、かつ音楽がクリアに聞こえます。以前骨伝導イヤホンを店頭で試した時には、音質が悪くまだ実用的ではないと思いましたが、今回使ってみて音がよくなっているのにはびっくりしました。電車の中等うるさいところでは、ノイズキャンセリング機能のあるAirPods Proの方がいいですが、それ以外ではAfertShokzを使っています。特に長時間Zoomをやるときには、骨伝導イヤホンは耳の穴が痛くならなくていいですね。

④個人でも世の中へ影響力を持てる時代到来の予感

昨年8月に「西野亮廣エンタメ研究所」というオンラインサロンのメンバーになりました。これは会員数7万人と断トツで日本一会員数の多いオンラインサロンですが、キングコング西野亮廣さんが現在やっている活動をベースにした2000~3000字程度の記事(かなり内容のある記事です)を毎朝読めます。いわば西野亮廣さんの活動の同時中継で、そのときに西野さんがどういうふうに考えて行動していたかが分かります。例えば昨年12月に公開された映画「えんとつ町のプペル」のプロモーションとして、どういうことをやっていくのか、その背景にあるメカニズムはどうなっているのか等、リアルタイムで発信されていて面白いです(かつ勉強になります。)西野さんは約10年前に映画「えんとつ町のプペル」の構想をスタート、徐々にいろいろな人を巻き込んでいき、ついに昨年12月に映画の公開にこぎつけました。しかも映画のクオリティが非常に高いアニメ大作に仕上がっています。(そのため大画面で観るのがお勧めです。)これまでの常識では、個人で仕掛けることはまず考えられないレベルの仕事です。こういう人が1人出てくると、それに続く人(続こうと思う人)はこれから徐々に現れてくると思います。

同じようなことは、昨年11月にYoutubeで始まった中田敦彦さんと宮迫博之さんのトーク番組「Win Win Wiiin」を観たときにも感じました。テレビ局や芸能プロダクションの力を借りずに、高いクオリティの番組を作った初めてのケースだと思います。毎回ゲストを招いて90分くらい3人でしゃべくりまくる番組ですが、地上波のTVではこれだけ長い時間をかけてゲストの深堀りはできないと思います。そういう意味でいままでのTVではできないことを実現した点も画期的でした。

以上2つの活動に遭遇して、個人の力量が圧倒的に高い場合は、個人でも大企業と対等に勝負のできる面白い時代がいよいよ来たなと感じました。

以上は、昨年の私の発見でしたが、世の中を見ると、昨年はコロナ禍により大変な状況になりました。でも後から振り返ると、2020年はいろいろな意味でターニングポイントになった節目の年であったとなるような気がします。

つまり2021年は新しい時代のスタートポイント。そう考えると、今年1年何ができるのか分かりませんが、今何となくワクワクしています。(笑)

2nd Stage

次の記事

「NO RULES」というルール