4STEPs解説(STEP3 & STEP4)

STEP3―チーム内の雑談を増やす

チーム力をアップさせるには、コミュニケーションの質と量がモノを言います。メンバー同士がしょっちゅう雑談をするのがベストです。

ただし単なる雑談ではダメ。互いにおもしろいと思ったことを言い合う、いわば「創造的な駄話」が望ましいところ。

もちろん仕事に直接関係ない話でもいいのです。街を歩いたり、テレビを見たり、本を読んだり、人と会ったりするなかで仕入れたおもしろい話を、交換し合うのです。

この際、自慢だっていい。互いに「もっとおもしろいことを見つけたよ」と競うようになったほうが、より意味のある雑談になります。おもしろいことを見つけようとするアンテナの感度が良くなります。

私の経験上の仮説ですが、「盛んに雑談するぶんだけ、チーム内の連携力がどんどん高まる」のです。

STEP4―他部署の二割の人と気軽に話せる関係に

会社の規模が大きくなればなるほど、他部署との関係が希薄になるものです。同じ部門内でさえ、多くの部署があると、「顔も名前も知らない」場合がほとんどです。そんなふうだと、社員同士が部署の壁を越えて力を合わせることは不可能です。

そこで「他部署の最低二割の人と気軽に話せる関係になる」を目標にして、意識して交流するよう努めるのです。

挨拶から始めて、「どこ出身?」「前はどんな部署にいたの?」「何年入社? 同期に誰がいるの?」「夏休みはどこかに行くの?」などと相手を知るための質問をさりげなく投げかけ、同時に自分のことも話すと、自然と親しさが増していくはずです。

そうなると結果として、他部署にふらっと顔を出しても、話す相手がいるので行きやすいし、何かのときに相談したり、頼み事をしたりすることもしやすくなります。そこから私が立てた仮説は、「積極的に他部署の知り合いを増やし、知り合いが二割を超えると、部署をまたがった連携力がどんどん高まる」というものです。

以上が4STEPsです。このうち、STEP1とSTEP2は、個人のポテンシャルを発揮させるためのもの。STEP3とSTEP4は、チーム力をアップさせることが目的です。

これはJTのR&Dグループを「日本一仕事がおもしろい会社」にすることをゴールに、私がオリジナルで考えたものですが、どの組織にも応用できると思います。

いずれもやることはシンプル。でもやってみると、意外と奥が深く、できるようになるのはそう簡単ではありません。

それでも「仕事がおもしろい会社」は誰もが望むことです。この4STEPsを参考に、自分たちに合うようにアレンジしながら、取り組んでみてはいかがでしょうか。