言葉の閃き

新しいことを閃くタイミングは人により異なると思いますが、私の場合、飲み会の途中にトイレに行くと、かなり高い確率で変なことを閃きます。これは、飲み会でいろいろな話を聞いて発想刺激のストックができあがり、次にトイレまで歩くことにより脳に刺激が行って、そのストックの中の何かが引き金となって変なことを閃くのではないかと考えています。

最近の飲み会のときに閃いたのが次の言葉です。

「できるものは、できる。できないものは、できない。」

当たり前のことを言っていますが、意外と「できるもの」でも、「できない」と思ったり、またその逆に「できないもの」でも、「ひょとしたらできるかもしれない」と甘く期待してしまうことがあるような気がします。

ビジネスシーンで新しいことをやろうとしたときに、その案件の着手前の成功確率を単純化してパターン分けすると次のようになると思います。

A:70%=うまくいきそうだ

B:50%=やってみなければ分からない

C:30%=おそらくうまくいかないだろう

D:0%=夢

この確率が正しいとすると、実際のビジネスの現場ではそうそう失敗はできませんから、Aの案件しかやれないということになります。

でも、Bの案件とかCの案件とかやれたら、いろいろなことができるようになっていいですよね。

実際に私がやっていたのは、Bの案件とかCの案件も結構あったような気がしますが、これは失敗を恐れず突っ込んでいったという勇ましい話ではありません。

例えばCの案件をやり始めると、着手してみて初めて分かることが必ず何かあります。そのやって分かったことを発想刺激にして、違う(進化した)アイデアC’を閃きます。すると成功確率は50%くらいに上がってきます。次にそのC’をやり始めると、また別の発想刺激が入ってきて、また違う(進化した)アイデアC’’を閃きます。その場合C’’の成功確率は70%まで上がっていることが多く、C’’を最後までやり抜くと大体うまくいくという結果になります。

この感覚を持つようになると、「できるものは、できる」と思うことが多くなってきて、何か思いついたら、成功確率30%くらいでも取り敢えずやってみようという気になります。

大事なことは、C→C’→C’’と全然違う形に変化していっても構わないという、発想の許容度を持つことだと思います。3つの案件は見た目上は違う別案件ですから、結果だけから判断するとC=失敗、C’=失敗、C”=成功となります。でもC”はCとかC’をやってみなければ思いつかなかったアイデアですから、C”に役に立ったという意味では必要な無駄だったとも言えます。要は「転んでもただでは起きない」という感覚が大事なんだと思います。