江之浦測候所

写真家杉本博司さんが小田原市郊外の江之浦に設立した作品?「江之浦測候所」に行ってきました。どうして測候所というネーミングにしたのかなと思っていましたが、行ってみて分かりました。冬至、夏至の日にだけ太陽光が差し込む細長い通路が設置してあります。季節によって変化する太陽の位置を意識する建物となっていました。天空を測候する場所なので測候所なんだと思わず頷きました。

中には、杉本さんが細部にいたるまで拘ったモノがそこかしこにあります。最初に受付する待合棟に設置してある樹齢一千年を超える屋久杉の大きなテーブル、地下に通じる階段の細部の作りこみ等、いろいろな所で杉本さんのさりげない拘りを感じられる場所でした。

今年70歳になられる杉本さんが「人生の集大成」と語る施設、なるほどと思いました。私は、サードステージでは真理を求める生活になると想定していますが、まさにそれをアートの世界で具現化されているなと感じました。そのスペースに約2時間滞在しましたが、心の底を何かが叩く心地よさを感じ、清々しい一日となりました。