コツコツ勝つコツ

私はJ-CADという就活生の選抜コミュニティを運営して今年で5年目になります。その活動の中で大学生と話す機会がよくありますが、大学時代に色々なことにチャレンジして、そのポテンシャルを発揮して面白くなっている大学生をたくさん見てきました。一方、せっかくいいポテンシャルを持っているのに、何となく大学生活を過ごしてしまい、そのポテンシャルが発揮されてなくてもったいないなと感じる学生にも多く出会います。大学生と話していて感じるのは、大学1年~2年で、伸びる学生と伸び悩む学生の面白さの差が大きくなり、それが就活時点での内定力の差に繋がっているような気がします。(面白い学生に共通しているのは、根が素直で、好奇心旺盛で、自分の興味を持ったことに対してすぐに行動していることです。)

じゃあ面白くなるためには、何か凄いことに取り組む必要があるかというと、意外とそうではなく、日々コツコツと簡単なことを継続的に心がけるだけで、基礎力がつき、結果的にその人は面白くなるのではないかと考えています。

まず、面白くなるための土台として必要なのは、次の2つだと思います。

①興味関心力(好奇心)

②INPUTの量

では、どうやってその土台を構築するか。

次の二つの簡単なアクションを日々心がけるだけで、興味関心力は鍛えられ、その結果INPUTの量も増えていくのではないかという仮説を考えました。

アクション1:写真を撮る。

何の写真を撮るかというと、これ面白いなとピンと来たものはとりあえずスマホで写真を撮っておく、ただそれだけです。

「面白い」というのは、皆が面白いと言ってくれるものである必要はなく、自分が面白いと感じたものであれば何でも構いません。逆に面白さのハードルは低くして、ちょっとでも面白なと思ったらどんどん写真を撮って下さい。

例えばこんな感じです。(最近歩いていて気になって撮った写真です)

ハードルを低くしても、慣れないうちはなかなか面白いものが見つからず写真を撮れないのですが、慣れてくると日々歩いてるだけでいろいろと面白いものが見つかり写真を撮れるようになっていきます。

つまり普段面白いものに遭遇していないのではなくて、面白いものが目の前を通り過ぎているんだけど、なかなかそれが面白いことだと気がつかないことが多いですね。不思議なことに写真を撮り続けていると、だんだん同じ景色を見ても面白いものに気がつくようになっていきます。

ここで難しいのは、実は面白いものを見つけることではなくて、写真を撮るために立ち止まることです。よっぽど面白いものがあれば当然立ち止まるのですが、ちょっとした面白いことだとわざわざ立ち止まるのも面倒くさく、ついつい通り過ぎてしまい、結果、写真を撮ることはできなくなります。つまり写真をたくさん撮るためには、通り過ぎようとする慣性の法則に逆らって立ち止まる、ということができるかどうかがカギになります。(慣性力は結構大きいので、意外と難しいです、笑)

この撮った写真をどうするかと言うと、後で見返すことはほとんどありません。 じゃ何の意味があるかと言うと、不思議と写真を撮ることによって、まずその撮ったものが自分の記憶に書き込まれます。 そして全然関係ない時に、その潜在記憶にある写真が(気がつかないうちに)ヒントとなって新しいアイデアを閃くことがあります。

アクション2:メモを取る

メモを取ることについても、写真を撮ることに近い効果があります。 私は何か閃いた時に(歩いていることが多いので)立ち止まって、iPhoneのメモアプリにその閃いたことを書き込みます。そのメモは写真と同様に後から見返すことはほとんどありません。ただメモを取ることによって、その閃きが脳の潜在意識の中に書き込まれ、全然関係ない時にその潜在意識にある情報をもとにして何か閃くことがよくあります。記憶にないことはほとんど使い物ならないのが実態ですが、そうやってメモを取ることにより、閃きが記憶に刻み込まれ、後で引き出しから取り出せる状態になるような気がします。

以上2つのアクションにより、自分の身の回りで(特に散歩等で外の世界に触れてる時に)発想刺激になりそうなものを見つけ、INPUT(写真を撮ったり、メモを取ったり)を繰り返していると、どんどん発想のネタ、発想の刺激が増えていきます。つまり上で述べた2つのアクションを日々コツコツと継続していくと、結果的にINPUTの量も増え、面白くなる土台部分が強化できます。

もちろん、この2つのアクションは土台部分の強化なので、これだけで面白い人になっていくわけではありません。閃いたアイデアを実行に移すことが次に必要となります。ただ基礎となるこの土台部分を(この方法に限らず他の方法でもいいのですが)しっかり鍛えずに実行ばかりやっていても、浅いアイデアの繰り返しで面白いアイデアまで進化できず、結果、いろいろやってるんだけどそれほど面白くはなっていないなあということになりがちです。

今密かに考えてるのは、大学1年生の時からこういう簡単なことを日々コツコツと継続的にやっていくだけで、その学生はどんどん面白くなっていき、結果として内定力は高まるのではないかという仮説です。そのうち大学生相手に実証実験してみたいなと考えています。(さてどうなることやら)

前の記事

「NO RULES」というルール