上司三段活用
管理職をいろいろなポジションでやってきて、マネジメントの仕方を試行錯誤してきましたが、最後にたどり着いたのが「任せる」でした。
そこで考え出した上司の見分け方
・良くない上司→「元気のない上司」
・普通の上司→「元気はあるが、管理する上司」
・いい上司→「元気で、留守な上司」
いつも留守だと「任せっぱなし」と誤解されるので、正確には「元気で、(普段は任せているため)留守だけど、(部下が相談したいときには)相談にのる上司」が一番いいのかなと思っています。
上司は何と言っても、元気がないのが一番良くないですね。上司に元気がないと、部下も元気を出せず、結果チームのパフォーマンスが上がりません。まあ、上司で元気がない人は少ないので、あまり問題にはなりませんが。
実際に多いのが、元気はあるがやたら部下を管理したがる上司です。チームの成果は出ますが、部下の成長は限定的です。また、このケースの場合は、上司の発想の枠内のことしかできないので、部下は上司の器を超えて成長することは困難です。
理想的なのは、三番目の元気で留守な上司です。でも、こんな上司は少ないですね。
実際マネジメントをやっていると、留守中に何か起きたら心配なため、留守にするのはなかなか怖くてできません。これは「任せる」ことが十分にできていないことの裏返しでもあります。私も頭では任せることが大事だと分かっていましたが、どうやったらこの怖さに打ち勝てるのか分かりませんでした。結果、任せるマネジメントができていませんでした。
私は社内の異動が多く、マネジメントポジションを14箇所やりましたが、最後の14箇所目でやっと「4STEPs」という方法を思いついて、何とか任せることができるようになりました。この「4STEPs」についてはまた別の機会にお話したいと思います。